ヨガの聖地リシケシ
インバウンド=外国から日本にやってくる人
アウトバウンド=日本から外国に飛び立つ人
2017年春、インド北部ヨガの街リシケシを訪れた。首都ニューデリーからバスで約7時間。ニューデリー駅近くのバス停kashmere gateから30分間隔で出発しているし、チケットもバスの中で購入できるのでバスが便利。
目の前のエメラルドグリーンの川がガンジス川だった事に驚いた。ヨガの聖地と聞いていたが、ここは立派な観光地でもあった。
ドイツ、アメリカ、韓国など様々な人々がトレッキング、ラフティング、カヤック、バンジージャンプなどのアクティビティを楽しみにやってきていた。インド国内の人も暑さをしのぎにやってきていた。上高地を連想した。それでも日本と違ったのは、昼間の気温が40℃を超える日が多かったこと。そこら中に、サルとウシがいたこと。
ブッダガヤとホテルオーナー
仏教徒にとっては最高の聖地とのこと。ここを訪れる前に、手塚治虫の「ブッダ」を読んできたので、漫画で登場した場所に行ってきた。
ホテルのオーナーと話していると、バイクでブッダ巡りのガイドをしてくれると言ってくれた。約1000円でほぼ一日案内してくれるという。
バイクの後ろにまたがりブッダ巡りの旅。初めはブッダが断食したというMahakala mountainに向かった。途中砂漠を走っていた。ここはこの季節になると川の水がなくなってしまうという。日本で言うと一級河川並みだったが全く水はない。
疑っていると、ホテルオーナーは地面を掘りだした。なんと水が出るではないか?!さすがインドと思ってしまった。
Mahakala mountainに到着。赤っぽい袈裟を来た僧侶が集団でいた。修学旅行っぽい。みんなスキンヘッドで10段くらいの階段を敷き詰め記念撮影をしていた。うーん、日本では見られない光景だ。
- アジャンター石窟と六道絵
六道絵の原型はインドのアジャンター石窟にあるらしい。因果応報の世界がリアルに描かれていた。苦難を絵で表現した恐るべき作品。それぞれの世界を見ることができる。
岡倉天心の著作でも紹介されていたように、日本とインドの芸術は深く関係がある。日本で描かれた六道絵のルーツがインドにあると知ったときは感動した。是非一度、自分の目でそのルーツを見てみたいと思った。
アーサナとキングオブポーズ
- インド北部リシケシ
今回は本場のヨガを体験。Swami Vivekananda Yoga schoolに通った。
一週間のコースを受講。
・PRANAYAMA(呼吸法)
・ヨガのポーズ
・MEDITATION(瞑想)
とても親切な先生でとても楽しかった。特に熱中したのがキングオブポーズ。
これは肘をついた三点倒立。ゲストハウス「バンクステイ」で一緒だった韓国人と競って練習してたのが面白かった。ゲストハウスは外国人と仲良くなれる場所なのでとても気に入っている。
コース終了後には記念に賞状を頂ける。
- キングオブポーズの効能は?
「ヨガのポーズの意味と理論がわかる本」p174にキングオブポーズの紹介がされていた。
ちなみにヨガではポーズのことを「アーサナ」と呼ぶ。リシケシでやったアーサナとは肘を地面についていない点で違っているけれど、
「サーランバ・シールシャ・アーサナ」、三点倒立のポーズとして解説されていた。
効能
・ストレス解消
・疲労回復
たしかに、バランスがうまくとれているときは、気持ちよかったが。。まだ、あの短期間では神髄までは到達できなっかたようだ。
ヨガは自宅でもできるところがよいところ。Swami Vivekananda Yoga schoolでは、p238紹介の太陽礼拝、サンスクリット語で「スーリヤ・ナマスカール」を指導してくれた。これをすると身体が気持ちよくなるのでおススメです。
20190325
瞑想から覚醒!怒れるヨガの達人
- 自分のインドのイメージはバラナシだった
インドのバラナシへ行った時のこと、ガートで一人達人が瞑想をしていた。
ガートには、瞑想するための場所なのか直径3メートルほどのスペースがガンジス川に突き出している。
散歩していると、そこでケンカが始まった。何やら二人は同じスペースで瞑想していたようだ。言い争いになったと思ったら、ふんどし姿のヨガの達人らしき男が、ヨーロッパ人らしき男をボコボコした。そして颯爽と自分のポジションへ戻り瞑想を再開した。
ヨガの瞑想はそんな魅力的なのか、隣で静かに瞑想していた男を殴り倒すとは。
あの達人は瞑想で自分の世界に没頭していた。とてつもない集中力で。それをあのヨーロッパ人は邪魔してしまったのだ。恐るべしふんどし男。自分でおのれの世界を追及する男。
空港で荷物届かない
途中クアラルンプール国際空港で乗り継ぎ。
何も知らずに荷物レーンで待っている。
自分の荷物が全く来ない。最後の荷物だと言われても来ない。
さすが海外、いきなり盗まれた!と思った。係員室へ念のため確認に行った。
初の海外で英語もろくに話せない。英語のガイドブックを頼りにトライ。
自分「マイ バッゲージ アーノット ヒア!マイ バッゲージ アーノット ヒア!」
係員「We sent to Vietnam 」
自分「おぉー(そういう航空券だったのか)」
この初の英語コミュニケーションは一生忘れないだろう。
とても簡単な英語だった。自分の無知が原因であったのだが、荷物が無事だという安心感、そして生きた英語には初めて触れた瞬間がとても嬉しかった。